理事長所信

はじめに

2014年度理事長1969年に社団法人那賀青年会議所が創立され今年で45周年を迎えます。これもひとえに今日まで長い歴史を築いてこられた先輩方とスタッフの方々、普段の活動においてご理解とご協力を頂きました行政並びに地域の皆様方、また最も身近におられるJCメンバーの家族の方のおかげであり、深く感謝いたします。そして、本年度、私たちは一般社団法人として新たなスタートを切り、これまでの伝統を受け継ぎ、那賀青年会議所をより一層飛躍させてまいります。
 さて、現在この国には、与えられた役割や機能をきちんと果たせている人はどれくらいいるのでしょうか。与えられた立場を守れない人、自ら決断し結果が出なければ他人のせいにし、途中で投げ出す人、自分の事しか考えられない人、困った人がいても手を差し伸べようとしない人が増えたように思います。少なくとも私が子供の頃には、人々の間に思いやりのある地域コミュニティーが残っており、普段の生活の中から自然に色々な事を学び、地域社会の中から生まれた公共心や道徳心、困ったときはお互い様という思いやりのこもった感情が育まれていました。高度経済成長期からバブル崩壊を経て、私達は何か大切なものを置き去りにしてきていないでしょうか。様々な考え方がありますが、私は地域コミュニティーに根差した思いやりの心こそ最も大切で我々が忘れてはならないものだと思います。少なくとも私が子供の頃は現在よりも人と人とのコミュニケーションをとる機会が多かったと思います。自分の親だけではなく近所に住む大人たちからも悪い事をすれば叱られ、良い事をすれば褒められ、普段の生活の中で様々な公共心や道徳心を学び、「困ったときはお互い様」という事を自然と教えられ、お互い助け合える社会がありました。それが私の思う「仁(じん)」思いやりです。関係性が希薄になってきた今、一人ひとりが「仁」思いやりの心を持って接する事で表面化している多くの問題に対し心の通ったコミュニケーションが交わされ解決できるはずです。一人ひとりが大切な「仁」思いやりの心を持ち、心のこもったコミュニケーションを地域の中で行うことが重要なのです。
 今と昔では時代背景、経済環境は違いますが、時代が変わってもJAYCEEは地域のリーダーであるべきです。先輩達は、この地域の先頭に立って明るい豊かなまちづくりを行なってきました。私たちは先輩達や地域に学び時代に則して進化し、次の時代へと「仁」を伝えていかなければなりません。古き良き青年会議所の魂(こころ)を継承し、新しいものも取り入れながらメンバー全員が切磋琢磨し活気ある「仁」思いやりに溢れた青年会議所を目指します。

メンバーの資質向上

青年会議所活動の中で「JCは社会のリーダーとして」という言葉を何度も聞いてきました。若輩者でまだまだ未熟な私達がこの言葉を語る資格があるのでしょうか。私達が行っている青年会議所活動を地域は認めてくれるのでしょうか。普段から私達は崇高なる理念を掲げ、この事を日々意識すると共に、行動しなければなりません。青年会議所メンバーとして活動するならば、まずは周囲の状況をしっかり把握し、自らの立ち位置を考える必要があります。そうする事で自分自身を相対的に判断する能力が養われ、思いやりのある豊かな心を持つことができるはずです。英知と勇気と情熱を持って、この組織・地域を牽引していける魅力ある人物となる為に、共に成長していきましょう。決して利己主義に陥らず、常に向上心を持って行動しましょう。

責任感

青年会議所活動にやりがいを感じ、自らの行動に責任を持てていますか。私が考える責任とは与えられた事を、自らが考え行動し自覚をもってやり遂げる事だと思います。「仁」思いやりを持って人に接すれば自分自身の自信が一層強固なものとなり、責任感として育まれます。その結果、思いやりと優しい心に溢れた行動をとる事ができ、家族・メンバー・仕事の同僚達は、あなたの良き理解者となるでしょう。
 青年会議所活動は誰かに頼まれたものでもありません。一生懸命活動したからといって報酬が貰えるものでもありません。しかし、青年会議所活動の中では役職や任務を与えられ責任感を持って活動する事が求められます。しっかりと活動する事で一層責任感や自覚が身に付くものです。
 私たちの地域や家族など身近な人々を、より一層魅力的なものにする為に今一度、青年会議所メンバーとしての責任について考えて行動して下さい。

会員拡大

青年会議所の綱領の中には「明るい豊かな社会を築きあげよう」と謳われています。青年会議所活動を通じて、「仁」を共有し、思いやりをもって行動する仲間を増やす事は「明るい豊かな社会」を築く事にもつながります。それはこの理念を共有し共に行動する仲間を増やす事だと思います。どのような事業を行う上でも志を同じくする仲間を増やす事が必要不可欠です。その為にはメンバー全員が、現在那賀青年会議所の置かれている状況を理解し、危機感を共有し、会員拡大を行う事が必要です。志を同じくするものが相集い、語り合える仲間の輪を広げ組織力を高めていき「明るい豊かな社会」を目指し、さらに仲間を増やしていきましょう。

地域(まち)づくり

「地域(まち)づくり」とは何か「青年会議所は地域(まち)づくりの団体」とよく言います。しかし、青年会議所がまちづくりをするのではなく、地域(まち)というものはあくまでもこの地域に住み、暮らす人たちによって作り上げられるものです。そのきっかけを作り続ける事こそが青年会議所の活動なのではないでしょうか。我々那賀青年会議所メンバーは、この地域(まち)に「仁」思いやりの心で接し、この地域(まち)に何が足りないのか、我々は何をすべきなのかを考え、地域(まち)外からは憧れを地域(まち)の人々には誇りを持ってもらえる地域(まち)を創造していくことが必要だと思います。
 行政・企業・市民団体などが一体となり地域(まち)の人たちに活力を与え、市民一人ひとりが自ら考え行動する気持ちが芽生えるような活動を考えていかなければなりません。一人ひとりが考え行動すれば地域(まち)が主体性を持った事業も実施されていくと思います。このような地域(まち)全体が一つになれるような事業を展開したいと考えます。

創立45周年

2014年度は、那賀青年会議所にとって、創立45周年と言う節目の年を迎えます。 我々青年会議所は「進化と継承」を常に意識し、運動を展開しなければなりません。明るい豊かなまちづくりもその一つです。45年もの間「進化と継承」を繰り返しながら引き継がれてきた青年会議所のまちづくり。創立45周年と言う節目を迎え、我々那賀青年会議所は更なる進化を目指し、今後も伝統を継承していき、青年会議所が今後、より一層時代に即した青年会議所へとしていく必要があります。我々一人ひとりがより一層メンバーとしての誇りを持ち、事業活動を行い地域(まち)に青年会議所を根付かせて行くことが必要です。地域(まち)にはJCが必要と多くの人に思われる事も必要だと思います。
 本年度は、創立45周年と言う節目を迎え「進化と継承」を旨とする創立45周年記念事業及び式典を行ってまいります。

最後に

青年会議所活動を通じて自分自身が学ぶことは多くあります。しかし、プライベートなどの時間を犠牲にしなければならない部分もあります。それらすべてを理解し、また理解してもらいながら、頑張っていく中で、自分自身が成長していけるのが青年会議所だと思います。様々な職種や考えの人達が集まっています。その中で活動することにはある程度の困難があるかもしれません。しかし、困難な中にこそ得られるものがあると思います。自ら動き自らの力でその困難を乗り越える努力をしてみて下さい。困難な状況にあって前に進めずに立ち止ってしまったとき、必ず手を差し伸べてくれる仲間がこの那賀青年会議所にはいます。行動する事で自分を理解してくれる仲間が増え、自分自身を成長させてくれます。もちろん、困っている仲間がいれば同じように手を差し伸べて下さい。自分を信じ、仲間と交流・行動しメンバー全員、「仁」思いやりの心をもって、この那賀青年会議所の活動を共に頑張っていきましょう。